1年目の言語聴覚士(ST)さんは
言語聴覚士
- 大変で心が折れそう⋯
- ストレスに耐えられない!
- 朝起きるのが憂鬱⋯
そんな風に感じることはありませんか?
仕事が負担に感じると、仕事もプライベートも充実しません。
場合によっては体調を崩してしまいます。
私も今では充実するようになりましたが、1年目はとても大変で体調を崩しました。
この記事では、仕事が大変に感じる理由・解決法を解説しています。
大変さを解決したい、軽くしたいという言語聴覚士さんの参考になれば嬉しいです。
大変な理由がわかると、その気持ちの終わらせ方がわかる!
言語聴覚士1年目の大変に感じることは、減らしたり、無くすことができます。
大変なことは、ある程度共通しているからです。
例えば⋯
- 社会人として
- 医療・介護業界に入って
- 就職して
- 言語聴覚士として
1年目の言語聴覚士さんは色々なはじめてを同時に経験しているかもしれませんよね。
こんなに同時にやってたらそれは大変⋯
それでも安心して下さい。
いま言語聴覚士として働いている人も、みんな1年目があったのですから。
そして、みんな同じような悩みを抱えて過ごしてきました。
その悩みを共有して、解消・軽減策も共有していきたいと思います。
大変な原因が分かれば、対策ができたり、それまでストレスに感じていたことを客観的に見ることができて受け流しやすくなります。
1年目の言語聴覚士が大変な4つの理由
1年目の言語聴覚士さんが大変なことは、
- 社会人としての大変さ
- 職場特有のもの
- まわりの人間関係
- STとしての大変さ
に大きく分けることができます。
それらがわかると、自分がどのように行動したら良いかがみえてきます。
社会人としての大変さ
社会人としての大変さは
- ビジネスマナー
- 期限を守る
- 上司関係
などです。
大変な原因は慣れない・知らないことによるものが多いです。
そういったことは時間が解決します。
「社会人」としてに加えて、「1年目」の大変なところは、一番下の立場であることです。
下の立場だと、仕事をお願いできる人がいないからです。
言語聴覚士の仕事は、リハビリをしたり、記録や書類を作ったり、委員会へ参加したりすることが売上につながります。
社長(経営者)としては、多くの利益を上げてもらいたいわけです。
すると、
- 1日これくらいリハビリしてね!
- この書類も作ってね!
- この会議をやってね!
と指示がエライ人から順に降りてきます。
指示を受けた人は、
- この仕事は自分がやろう
- あれは部下に任せよう
と、最終的には新人さんのところまで
この仕事、お願いできる?
と仕事がまわってきます。
そして新人さんは
言語聴覚士
はい!
とお仕事に取り組むわけです。
でも、新人さんは仕事をお願いできる人がいません。
すると自分で仕事を抱えすぎてしまうことにつながります。
日頃から先輩上司に自分の状況を伝えよう!
ここでのポイントは、日頃から自分の状況をわかってもらうことです。
そうすると、自分に無理な量の仕事は抱えにくくなります。
学生の頃は、学校の課題ができなくても単位を落とすなど、自分に返ってくるだけでした。
社会人になると「できなかった」ことがまわりに影響してきます。
すると、許してもらいにくいのです。
先輩や上司にも、それぞれ立場があり、個人としても職場に所属しながら働いています。
そして、その人たちもストレスを抱えながら働いているかもしれません。
みんな、自分がやっていけるように、自分を守ることもしています。
もちろん、新人さんのことを考えて配慮してくれる先輩上司もいます。
ですが、みんながそうではありません。
中には部下のことをあまり考えず、仕事を引き受けてそれを部下にお願いする上司もいます。
「みんなそれぞれ自分を守りながら仕事をしている」
これをわかっておくと、1年目の言語聴覚士さんにとって「つらい」と思う言葉や行動が向けられた時に、それらを自分で受け止めすぎず
言語聴覚士
それどうなんだろう?
理不尽では?
と客観的に考えられるようになってきます。
例えば、急に仕事を休まなければならなくなった時
言語聴覚士
迷惑をかけてしまう⋯
嫌な顔されるかな⋯
と心配になりますよね。
あなたが休んだ日の職場は大変かもしれませんが、周りの方がやってくれます。
あなたが体調を崩した時は
大丈夫?
と親身になって心配してくれる人もいます。
ですが、心配することしかできません。
あなたや家族にとっては、自分のかわりはいません。
それを意識すると、行動がかわるかもしれません。
職場の風習
「当たり前」とされている状況がブラックな職場は、のびのびと働くことが難しくなります。
1年目はその違和感に気づきにくく、周りも感覚がマヒしているからです。
例えば
- サービス残業が当たり前
- 上司からの指示は断れない
- 上司や先輩が高圧的
- 残業が多い
これらがその職場の風習としてある場合、1年目の言語聴覚士が働きやすく過ごすのは難しいかもしれません。
職場特有の大変さに気づくポイントは、他の職場の人と話すことです。
養成校の同級生などにどのような働き方をしているか聞いてみると良いかもしれません。
改善が難しい場合、特に心身の健康に支障が出ている場合は転職の選択を検討して良いと思われます。
人間関係
職場で働いている人は、みんなが気の合う人ばかりではありません。
全員が気の合う職場は理想的ですが、私は今のところ、そのような理想の職場を経験したことはありません。
特に1年目の場合、教育担当の先輩との相性は大切です。
職場では、様々な人間関係が複雑に絡み合っているものです。
また、強く発言ができるタイプの人は、発言の正当性とは別に、意見が通りやすかったりします。
そのような人の周りにいる人は苦労します。
どうしても合わない人がいる場合は上司へ相談するのもひとつの手です!
パワハラに合ったりどうしても解決ができない時は転職も視野に入れると良いと思います。
STの内容が難しい
1年目の言語聴覚士さんは、臨床場面で大変と感じる方が多いと思います。
知識や技術が必要とされるからです。
例えば
- 患者様との信頼関係
- リスク管理
- 検査の実施
- 評価のまとめ
- 訓練立案
- 訓練教材の準備
と挙げていったらきりがありません。
それほど専門的な知識・技術が必要になります。
その大変さは、STになったら誰もが経験するものです。
少しずつ経験を積み重ねることによって、知識や技術は身についていきます。
ですから、今は大変だと感じることが多いかもしれませんが、成長していけば少しずつできることが増えていくはずです。
注意したいのは、自分にとってあまりに多くの仕事を抱えると、無理な働き方になってしまう点です。
先輩や上司に相談して仕事量を調整しましょう!
【まとめ】原因別の解決方法
社会人・ST1年目として➡仕事量の調整を。
社会人として、STとしてまだ慣れないことに対する悩みは、時間とともに少しずつ軽減してくる可能性が高いです。
そのような場合は
先輩上司に日頃から自分の状況を伝えて仕事量を調整しましょう。
職場特有大変さは、転職も視野に!
その職場特有の大変さは、職場を変えることでしか改善しない場合があります。転職を視野にいれて考えることが解決につながります。
特に、心身の健康に支障が出ている場合は転職をおすすめします。
人間関係➡職場内で相談。どうしても解決できなければ転職も。
人間関係のストレスは、ある程度どの職場も感じます。
働いている人みんな気が合うわけではないからです。
それでもストレスが強い場合は無理せず職場内で相談をすると状況が良くなる場合があります。
どうしてもストレスが強い場合は転職を視野に入れると良いです。
人間関係のストレスも心身の健康に影響する可能性があるからです。
もし、すでに健康面に不調がある場合は転職をおすすめします。